
今日から福岡三越での個展が始まります、今回も息子と同行だ。五日前の東北関東巨大地震の報道で、暗い気持ちになってしまう。余りにも被害、亡くなられた人が多すぎて、言葉を失う。それに加え、人的被害ともいうべき原発の不安が 気持ちを萎縮させてしまう。地震,火事、大津波、で大切な家族と家財産を失われた方々にかける言葉は 余りに悲惨でやはり言葉を失ってしまう。頑張ってください!なんて こんな時に言われても、じっと見守ってあげることしかできないです。亡くなられた多くの人々のご冥福をお祈り申し上げます。そして、今 命のある私たちは 生きていかなければなりません。私も 家族と仕事を守っていかなければなりません。やはり唯ひとつ俺にできることは 人々に喜ばれる作品を 命のあるかぎり創りつづけることだけなのです。ここ五年余り、自分としては出来るだけのことはやっているつもりです。ちょいと昔のほうが もっとのんびりと仕事していたような気がする。それだけ、世の中が移行して、待ってくれない過激な世界になってしまったようです。
写真は この春からのアールヌーヴォのテーマのダイレクトメールの写真です。
最近の私の作品の大半は、妻の提案するイメージで占められています。
女性の感性からくるスタイリングは抜群で 私は妻との話し合いで 実際の色やデザインと陶磁部分の技術、製作をしている。二人三脚になってから、仕事はとても楽しくなった、作品のクオリティーも高くなったし、誰も真似のできない領域に到達している感がある。妻がアートディレクターの役割をしていてくれるおかげで、これからの創作の楽しみが変化したように思う、俺は幸せものだと実感している。ありがとう。
もうすぐこの仕事をしだしてから 30年になろうとしている。
まだまだ技術的にやりたいことがありすぎて、好奇心がくずぐられる。
初心は貫くつもりだ。
こうして仕事していられるのも、関わりのある人々~画廊関係のスタッフのみなさん、そして全国の大切なお客様の支えがあってのことです。
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