
写真は桂離宮の結界です。
竹の結界はよく見かけますが、石の結界は生まれて初めて知りました。
関守石というのだそうです。
(ネットで これを出している庭園業者を見つけ、楽天で注文しました、笑。)
この10月、家内と母と次男と出かけた桂離宮、晴天に恵まれました。
春は桜の醍醐寺、妻とでかけた三室戸寺の紫陽花、夏の平等院の古代蓮、そして宮内庁の抽選で当てた桂離宮、そして11月の高台寺のライトアップの紅葉、結婚して30年の間に こんなに出かけた年は 初めてだ。脳裏に焼き付いた美しい景色は 財産です。
初めてといえば 2011年は製作と個展をとことんまで突き詰めた年でもありました。未曾有の震災のあった年だけに、阪神の時のように不安な一年でしたが、不安感に押しつぶされることだけは避けたい思いで、一年頑張ってきました。お陰様で、凹むことなく個展に集中できました。お世話になった画廊の皆様、お客様、そして家族と内のスタッフの辻井さん、心より御礼申し上げます。
来年は辰年、きっといい年になるでしょう。
いい年にするのです。
私は再来年、還暦の年を迎える。
還暦とは 60年の間に蓄積した経験を浄化し、大事なものを残す時期です。
生きてきた体験を浄化して 本質的なものだけを残せる力が60歳にはあるそうです。
果たしてそうなるかは 怪しいけれど、仕事だけはどうにかそうありたいと 願っている。
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