
福島から盛岡の二週間の東北遠征の旅も ちょうど中間地点にさしかかった。
写真は 三月のお彼岸の墓参りの時に見かけた 大阪・高津の宮の梅の花だ。
あの時はちょうど相撲の大阪場所で、祖母は府立体育館の前で 沢山ののぼりを見て ご機嫌でした。
あれからこの遠征の為の作品の補強に毎日を費やし、連日死にもの狂いで作業した。
そして、福島から岩手・盛岡入りをした。
街について驚いたのは、福島市に比べて、随分活気に溢れていたことだ。
デパートも賑わい、商品がピカピカしていたし、欲しいものだらけの感だ。
福島市は原発の除染の問題を抱え、一年後も人気が少なくて、寂しい限りでした。
頑張れ福島! そんな思いで個展もがんばることができました。
同じ被災地でも こんなに違うのか・・・・・と思うぐらい。
宇治の家を旅立つときに 車窓越しに見た木蓮の白い花、今頃咲いているだろうな。
一週間盛岡で仕事したら 家路につける・・・・正直早く帰りたい。
夜の暗闇でも 怪しく美しく咲く白い花を見たいものだ。
何よりも、家族に会いたい。
しかし、楽しみなのは、福島同様、盛岡で新しい人たちと出会うことができる。
個展とは 自分の作品を介在して、知らない人たちとお話ができること、
幸せな気持ちを分かち合う、そんなひとときを 過ごせる有難みは 生き甲斐だ。
そんなことを感じる早春の頃だ。
京都に帰れば あたり一面桜の満開かもしれない・・・・・・・期待がふくらむ。
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